トップページ
VICTORINOX "Swissmemory" 購入
前の記事▲ ▼次の記事
ヤプログ始めました

2004.06.14

サディズム・マゾヒズム考察

 サディズムの語源がマルキ・ド・サド公爵に由来する事は一般によく知られてますが、その相方のマゾヒズム、これの語源ってあんまりご存知の方はいないのではないのでしょうか。僕は知りませんでしたし、あまり興味もなかったのでどうでもよかったのですが、ふとした縁で知る事になりました。

 なんでも、オーストリアの作家のマゾッホさんって人が語源らしいです。なんでこんな事がわかったかというと、石田衣良の小説「娼年」のなかに書いてあったんですよ。彼によると、マゾヒズムの語源がマゾッホに由来する事は今時小学生でも知っている事らしいです。僕はどうやら小学生以下の知識しか持っていない事がここで露見してしまい、動揺しているかというとそんな事はなく、彼の小説の登場人物は総じて知的レベルが高いものばかりで爽やかに腹黒いところは是非前向きに学んでいきたいと、こころざしを新たにしているのであったりする。

 マルキ・ド・サド公爵は1740年に生まれたフランス貴族です。なんか悪い事して捕まるのですが、全く凹む事なく牢屋で小説を書いたりして反省の色なしといった様子です。そこでかかれた小説がどうやら激しくアレだった模様で、禁書になったりしたんですが、その禁書こそ、サディズムの語源たる内容だったようです。

 一方、マゾッホは、1836年に生まれ、Leopold Ritter von Sacher‐Masochって名前らしいのですが、読めません。この人が書いた小説「毛皮を着たビーナス」もまた、激しくナニだったようですが、この方はここでは終わらず、ヨメに小説通りのプレイをさせたそうです。

 僕がわざわざここに書いたのは、2人の性癖をもとにした言葉は今日ではわかち難い関係であるにも関わらず、それぞれの生きた時代が全く違うのはなぜだと。サディズムって言葉だけが先にできてたならば、その当時はサディストとサディズムされる人とか、訳の分からん呼び方されてたのかと。いやさ、その当時はマゾヒストが社会には存在しておらず、ダウンタウン浜ちゃん的なサディストのいきり立った感情はハケ口を見いだせずに、貴族どもはいたずらに侵略戦争に国を駆り立てていたのかと。

 マゾヒストがいなければ、ただの乱暴者でしかない厄介者のサディスト。彼らを社会が受け入れる為には更に100年弱の年月が必要であった・・・。SとM、運命の出会い、その瞬間歴史は彼らを文化として迎え入れたのである。

 なんて、好き勝手に想像してみたものの、事実は、サド公とマゾッホが死んだだいぶあとになって、心理学者が名付けたらしいです。ツマラン。

 石田衣良は「波の上の魔術師」がスゴい好きで、朝日新聞にタマに載ってたコラムも好きだった。「娼年」も面白かったのだけれど、求めていたイメージとは違うのだが、これはウルフルズが「ガッツだぜ」とそれ以外の曲があまりにもかけ離れているような気がするのと同質のものなのだろうか。他にも何冊か読んでみようとか思った。

 余談ですが、この時間帯ココログがめったやたらと重くないですか。Safariさんにおかれましては、シビレを切らしてタイムアウトになさってしまう始末。他のブログサービスが無料である中、ココログは有料でも支持を集めているのだからして、そのコトをよく考えてシェアの意味をはき違える事などなきように精進していただきたい。

2004 06 14 10:37 午後 [日記・コラム・つぶやき, 書籍・雑誌] | 固定リンク

TRACKBACK

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/25715/769719

この記事へのトラックバック一覧です: サディズム・マゾヒズム考察:

» 読物系エロ雑誌は雑学の宝庫 [サブカル雑食手帳 から]
 このところ読物系エロ雑誌(うまい名称が見当たらないので 取り合えずこう呼んでおく)の最新号(2005年11月号) を3冊ほど衝動買いしてしまった。誌名は「耽美小説」(フロ ム出版)、「快楽マガジン」(光彩書房)、「家族姦係」(光 彩書房)。いずれも記事内容..... 続きを読む

受信 2005/10/16 9:36:50

» 性倒錯の集大成「ソドムの百二十日」 [サブカル雑食手帳 から]
前回紹介した谷崎潤一郎「悪魔」のように、洟汁フェチが文 学作品に登場するケースは洋の東西を問わず極めて稀であるが、 あえてこれを外国文学の中に求めるとすれば、ここはやはりサ ド侯爵に登場願うしかないだろう。例えば「ソドムの百二十日」 (左藤晴夫・訳 青土社)..... 続きを読む

受信 2006/03/13 21:28:28

COMMENT

コメントを書いてみる