2005.02.15
イヌは人語を解するか
かわいいかわいいペットは飼い主の愛情を理解してるのかっちゅーこと
実家ネコ
ネコっかわいがりって言葉もあるくらい、日本人はペットを愛でてきました。今日に至ってはペットがおしっこしたいとかいうって真顔で主張する人が現れだす始末です。
ペットとの接し方は人それぞれですから、まーそれは置いとくとして、果たして本人はそのチョモランマより高くマリアナ海溝より深い愛情を理解しているんでしょうか。
今回はこの疑問に斜め45度くらいからえぐるような脳内記事をお届けしようと思っております。
人間とペットのコミュニケーションが不完全であるのは、大きな問題の一つにペットが人語を話せない点があります。このために、ひょっとしたらこの子は言葉が喋れないだけでママの言葉は理解してるに違いないわ、とか過剰な勘違い、いや全身全霊を持ってペットを愛する方がいらっしゃる訳です。
これを愛情と感じるかひたすらウザいかは、ペットの方に聞いてみるのが一番手っ取り早いんですが、あいにく彼らは喋れませんので、人間界で同様のコミュニケーションしか取れない場合を想定してシミュレーションしてみましょう。
単純にこれはお互いの言語をまったく学習してない状態での外国人とのファーストコンタクトに置き換えられると思います。双方が主張している事実があったとしても、まったく意志は通じない訳で、ペットがトイレが汚れてるっつってんのにせっせとエサを用意する飼い主のようなちぐはぐな事態と通じるところがあります。
この場合最初に理解するのは感情の起伏です。取り敢えず褒められてることと怒られてることは誰にでもわかります。そして感情の衝突を繰り返すうちに、繰り返される単語と行為の共通点を発見して一つ意思の疎通が出来るようになります。つまり、
A : ごはんを残す
B : 怒る
A : なにを言ってるのかわからない
A : 後日またごはんを残す
B : 怒る
A : どうやらBが怒っているらしいことを理解する(怒られるのはイヤだ)
A : でもなんで怒られたのかわからないのでまたごはんを残す
B : 怒りまくる
A : この数日間のパターンを分析する(ごはんと関係あるみたいだ)
A : ごはんを全部食べてみる
B : 喜ぶ
A : 怒られなかったので嬉しい(喜んでもらえるのも嬉しい)
A : またごはんを全部食べてみる
B : 喜ぶ
A : ははーん。どうやらこの人はごはんを全部食べると喜ぶみたいだ(ごはんは全部食べよう)
こういう紆余曲折を経てお互いは理解しあいます。ちなみにBはごはんを一口残すのが礼儀の国の人だったりします。Bの文化をAに伝えるのは難しいですが、とりあえずAはBに怒られたくなくて、ごはんを全部食べれば怒らないという共通項を発見することになりました。ポクゴハンノコサナイヨー。
ここで重要なのはAはごはんを残さず食べることがBの国での礼儀だと理解したのではなく、Aに怒られない方法を発見したに過ぎないことです。AはBがいないところでは楽勝でごはんを残します。それがAの礼儀なんですもの。ここポイント。
その後同様の意見交換を繰り返しながら、AとBは意思の疎通を図っていき、ついにはお互いの言語を理解し会話できるようになります。人間て素晴らしい。
これをペットに落とし込んでみます。ごはん残し論争の下りはペットの躾とまったく同じ過程であることがおわかりいただけると思います。言語を理解できなくとも、相手の感情を察知してより良いと思える選択をする知能をペットも持っているということ。
でもペットの場合はそこまでです。怒られないようにすることは出来るけれども、怒られる理由は理解できません。観葉植物をひっくり返すと怒られるのでやらなくはなるけれども、ひっくり返すと床が散らかるし、観葉植物が枯れてしまうって論理の帰結には辿り着けないんです。
もしそこまで理解できるんだったら、その抑え難いどろんこ遊びの情熱を持ってして観葉植物の植え替えだってやってくれるはずです。でも彼らはせいぜいひっくり返った鉢を見つめて「やっちまった・・・」て顔をするのが関の山。
外出先で飼い主がペットのそわそわに気づかなければ、ペットは飼い主の許可が出るまで我慢することはしません。飼い主に気づかれなさそーな場所でコッソリウンコします。でも大抵バレバレの場所なんですけどね。むしろ完全な隠蔽工作を施される方が恐怖です。グチャとか。
これはペットが、ウンコが汚い物でトイレでするのがルールと理解してないために起こる悲劇です。かようにペットは人語を理解する知能を持ち合わせておらず、飼い主の機嫌を伺っているだけってことです。
なんでこんなこと力説してるのか、それはペットを机に上げて一緒の目線で食事してみたり、躾の時にキッチリ怒ることが出来ずにうちの子は話せばわかる子だからなんて理屈をいってるのが、ヘソで茶が沸くわいウォッホッホだからです。
家族同様に扱うのは結構ですけど、身分をハッキリさせとかないとペットは自分が王様だって速攻で勘違いします。経験上、肩に乗ってくるネコは危険で、頭に登ったらアウトです。僕は絶対にさせません。
2005 02 15 01:27 午前 [日記・コラム・つぶやき] | 固定リンク
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