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iPod Shuffle専用スピーカその2

2005.09.01

iTMSJでライセンスビジネスを再び

クローンマックで痛手を負ったAppleだけど

 かつてAppleはMacOSライセンスをやっていた時代がありました。Apple最大の失策ともいわれるクローンマックプロジェクトです。なぜ失敗だったのか。それは共食いになってしまったから。

 当初の目論見では、IBMとかと一緒にPC市場へMacOSをライセンスして拡大していこうとしていたのですが、フタを開けてみれば安価なクローンマックを購入したのはヘビーマックユーザであり、Macintoshの販売が危機的な状況に追い込まれてしまったんです。

 Intel Mac騒ぎでPCでもMacOSが使えるんじゃないかって報道にAppleがナーバスになってるのはそういう理由からです。信者と評される事も多いAppleユーザですが、故あれば寝返るという事をAppleは決して忘れていません。

 一方、iTMSJは大成功を納め、参加レーベルこそ従来のオンラインミュージックセラーには及ばないものの、100万曲という他を圧倒する豊富な曲数と、開始4日で100万曲販売したってインパクトはぬるま湯に浸かった業界を揺るがすには十分でした(←CNET Japan : アップルを大歓迎する日本の音楽業界の謎)。

music_licensee
CNET Japanからパクりました

 その波紋は先行業者の統合という形で現れ、また価格の改定という僕らに嬉しい効果ももたらしました。iTMSJに対抗すべく策は打たれていますが、しかしながら流れは完全に変わっています。先行リードなど完全に消し飛び、iTMSだけが飛び抜けて支持される結果となっていますよね。

 Appleはまだ未参加のレーベルとも交渉継続中だとは思いますが、しがらみもあってなかなか難航しているようです。Appleとしてはミュージックダウンロード販売のデファクトスタンダードとなるべく、次々と手を打っていきたいところでしょう。

 そこで僕は考えました。クローンiPodです。悪夢再びとなるのか、福音となるのか。

 iPodは確かに素晴らしいプロダクトです。シンプルで、それでいてフレンドリー。ユーザに常に幸せをもたらしてくれます。ですが、選択の余地があってもいいのではないでしょうか。具体的には、僕だってネットワークウォークマンが使ってみたい。ウォークマンBeanを握りしめてみたいのよ(←関連記事 : Walkman Bean)。

 ただ悲しいかな、WalkmanではiTunesと同期できません。現状iTunesとシームレスに接続できるのはiPodだけ。鳥山明先生のマンガが読めるのはジャンプだけ、にも似た悪辣っぷり。ここは納得いかんぞApple。

 Appleのミュージックビジネスは、iPodを始めとするハードウェアの売り上げにかかっている事はわかっています。だからこそです。十年一日の如くハードの販売に会社を預けるような体質からは脱却した方がよいです。これこそがクローンマックビジネスの失敗の要因なんだから。

 iPodの主要部分を1チップROMにして、かつてのツールボックスみたいにしてライセンスしてはどうですかね。Appleの肝の部分はブラックボックス化して、触っちゃダメよと。でも他のところは好きにしたらと。もちろんライセンスフィーはガッツリいくぜ。銭の花咲かせたる。

 東芝のとか、Sonyのとか、Panaのとか。みんなiTunesに繋げれたら、iTunes Music Store を利用する人も飛躍的に増加するはずです。バングのもいいね。

 そうしたら、みんなが使ってるからってことで、諦めて未参加のレーベルも参加してくれるんじゃないでしょうか。だってしょうがないじゃない、いろいろあんだもん。

 忠誠を誓っていたようにみえたAppleユーザが一斉に互換機に走ったのは、Macintoshが高額すぎたからです。ラディウスの奴とかクアトロCPUでお値打ちだったもんなぁ。PowerComputingって憶えてますか。捨て駒にされたPioneerが不憫でならん。

 iPodの場合は、価格的には負けていません。どころかShuffleはブッチギリで安いです。余りにも限界ラバーズに安かった為に競合他社は液晶とかラジオとかオマケをつけて高くしてるのはご存知の通り。

 クローンマックのときはPC市場に斬り込むって捨て身の作戦でしたが、iPodの場合は高いところから市場を操作できる逆の立場ですので、ライセンスビジネスって成功すると思うんだけどなぁ。

 はっ。9月7日ってまさか・・・(←関連記事 : iPod セカンドインパクト)。

2005 09 01 11:57 午後 [mac] | 固定リンク

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受信 2005/09/09 14:18:10

COMMENT

難しい事は良く解んないけど、iPod・iTune・iTMSの三個一で一つの商品なんじゃないでしょうか。
切り離して考えるべきじゃ無いと思う。
私なんかここにMacも加えて四個一にしてほしかった位です。

そうか!
iTMSで世界を制覇したあとに、Win非対応にすれば良いんじゃん。
Appleアッタマ良いー!

投稿者: サブロウ (2005/09/02 0:27:17)

私もiPodあってのiTunesだと思います。
あまり手広くやりすぎると、セキュリティ的にも不安が…

iTMSがウォークマンに対応するのなら、SONYなどの音楽配信サービスもMacやiPodに対応させて欲しいです。
きっと未来永劫無理だとは思いますが…泣

投稿者: しょうたろう (2005/09/02 22:07:59)

>信者と評される事も多いAppleユーザですが、
>故あれば寝返るという事をAppleは決して忘れていません。
って、どうでしょ?
当時、Mac信者はいても、Apple信者って存在しましたか?(今でもアップルJは逝ってよしと言われることが多いですがw。Apple本社はJobsが再臨して以降、劇的に変わりました。)
Appleがチープでデタラメな廉価Macしか発表しなくなったという点が、、あの頃のユーザ離れの原因だったとの分析の方が実情に近いのでは。
(互換機は、その拡張性等でオリジナルを凌いでいましたからね。)

投稿者: moke (2005/09/03 12:12:41)

サブロウさん
ああ、Appleにもそんなしたたかさがあったら・・・。
どこまでも愚直なアーティスト集団。
彼らにはハンドルもなければブレーキもなさそう。

しょうたろうさん
セキュリティ面が一番心配ですよね。
でも、ある種iTMSはセキュリティが一番甘いのが売りだったりするし。
逆にSonyは一番セキュリティが固い(ウザイ)ところだし。
その辺も面白いような気もします。

mokeさん
僕は原田さんのいた頃のアップルジャパンは好きだったりします。Cometとか心躍りました。Newtonだって・・・。
今のアップルジャパンはなくてもいいような気もしますけどね。Apple日本部でいいじゃん。
確かにあのころのPerfomaを始めとする大量販売はどうかと思いますが、僕自身Perfoma630から入った身ですので、コメントしづらいっす。

投稿者: amerio (2005/09/05 23:09:03)

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